フランクフルト ラーメン屋紹介
ドイツ・フランクフルトには、日本人のみならず地元のドイツ人にも人気のラーメン店が数多く存在します。今回ご紹介するのは、「ラーメンJun」「ラーメンJun Red」「EArth Tokyo」「Nana’s Ramen」「Sorihashiya」「喜多方ラーメン坂内(Kitakata Ramen Ban Nai)」6店舗。それぞれ個性豊かな魅力を持ち、ラーメンファンならずとも訪れてみたいラーメン店ばかりです。お店の紹介と実際に足を運んで食べてみた感想を紹介します。
● ラーメンJun(Ramen Jun)
新潟で人気の「ラーメン潤」が海外初出店した店舗で、2015年にフランクフルトに1号店を開店、その後2017年に2号店となるRED店も誕生しました 。本店(Westend店)は豚骨醤油スープに細ストレート麺が特徴です。
あっさり豚骨といいますか、臭みがなく、ドイツ人にも親しみやすい豚骨ラーメンとなっていて万人ウケがよく美味しいです。個人的なおすすめは赤とんデラックス(19.90€)です。自家製のラー油の程よい辛さと豚骨スープがあって美味しいです。
また、餃子や唐揚げなど、サイドメニューも充実していてとても毎回満腹になります。サイドメニューのおすすめはチキン南蛮、餃子がお店で手作りされていて美味しいです。
アクセスも良く、U-Bahn(地下鉄)のFesthalle /Messe駅から歩いて2−3分で着きます。
写真は赤トンデラックスになります。
● ラーメンJun Red(Ramen Jun RED)
「Jun」の2号店となるRed店は、百年味噌をベースに独自製法で仕上げた味噌ラーメンが中心。塩ラーメンも提供されています。Konstablerwache駅から歩いて5分、アクセスもしやすく店内も広いです。ですが混雑時は外に列ができるほどに並ぶ人気店。ドイツ人は味噌が好きで、ドイツ人からの人気がすごいです。もちろん日本人の私が食べても美味しいと思えるほどクオリティーが高いです。
写真は味噌デラックスになります。
● EArth Tokyo(アース・トウキョウ)
“Kettenhofweg 59”にあるこちらの店舗は、「The Art of Balance in a Bowl」(一杯のバランスの芸術)をコンセプトに、心と体を満たす“ウェルネスフード”としてのラーメンを追求しています 。
メニューには醤油や味噌ラーメンをベースに、ベジタリアン・ヴィーガン向けのオプションも豊富。トッピングやスープに工夫を凝らした一杯が楽しめます 。HappyCowでも、ヴィーガン選択肢が多いと高評価で、レビューには「4つのヴィーガンオプションがあり、とても良い」との声も見られます 。
自分も何回か食べに行ったことがあり、醤油、味噌、つけ麺の3種類を注文したことがあります。その中でも個人的のおすすめなのはつけ麺です。背脂の乗ったつけ汁が麺に絡んでおいしく、締めにはスープ割りもあり最後まで楽しむことができます。メニューも豊富でラーメンからつけ麺、油そばまであり最初に訪れた際には迷ってしまいます。
ビジネス街の中心にあり、ランチタイムは満席になる程賑わっています。おすすめはディナータイムに行くと満席の心配なく座れます。
写真は味噌ラーメンになります。
● Nana’s Ramen(ナナズラーメン)
Mainzer Landstraßeに位置する居心地の良いお店。TripAdvisorでは「コク深いスープとしっかりした麺、大盛りで満足」とのレビューがあり 、Falstaffでも「明るい接客としっかり味のラーメンが楽しめる」と高評価 。
さらにHappyCowでもヴィーガンラーメンや前菜が提供されていると紹介されており、菜食の方にも優しいお店です 。コージーな雰囲気と温かいおもてなしに癒される一軒です 。redditでも「隠れた名店」として推す声がありました 。
写真は醤油鶏白湯ラーメンになります。
● 喜多方ラーメン坂内(Kitakata Ramen Ban Nai)
日本三大ご当地ラーメン”の一つ・喜多方ラーメンの坂内食堂の味を受け継ぐ店舗が、2025年2月にフランクフルトにヨーロッパ初進出 。
手作り焼豚、熟成多加水麺、透明で深い旨味のスープが特徴で、日本と同じ味わいを提供することに徹底しているとのこと 。ランチ12:00–13:30、ディナー18:00–21:30で営業中です 。
日本でも関東県を中心に見られるチェーン店。さすがチェーン店といった感じで、味が確立しています。日本でも食べたことがありますがなんの遜色もありません。チャーシューが美味しく、麺の量も満足いく量となっています。やや他のフランクフルトのラーメン屋に比べると値段が1−2€高いですが満足する量なのであまり気になりません。 EArth Tokyoと同じ通りにあります。
写真はネギチャーシューラーメンになります。
● Sorihashiya
こちらもGoogleにて4.6と高評価。“Ramen Jun、Kitakata、Earth Tokyo、Nana’s Ramen…”と並び挙げられる人気店のひとつです 。名前の読みは「そりはしや」。フランクフルトのラーメン愛好家たちの間で信頼されている存在です。立地もよくFrankfurt 中央駅から歩いて3分程度のところにありアクセスもしやすいです。フランクフルトに立ち寄った際にはいきたいところの1つです。
おすすめは魚介系のメニュー。基本的にスープのベースは鶏白湯のようです。ドイツのは私の知る限りここだけの魚介ラーメン。スープは絶品です。メニューは他の店舗よりも少ないですが、繁忙期は昼夜共に賑わっており予約をした方がいいかと思います。
写真は魚介ラーメンになります。
● 匠(Takumi)
こちらはreddit上で「Ramen JunのWestend店が閉まっているときに徒歩2分の場所にある」と紹介されており、ベジタリアンには味噌ラーメンが嬉しいとのコメントもあります 。具体的なメニュー情報は少ないですが、アクセスやベジ対応を重視する方には注目の店舗です。 Düsseldorfに本店を持ち、ドイツ国内にのみで展開している店舗数は、20店舗以上、ドイツ以外の欧州各国を含めると、全体では60店舗以上が存在します。ドイツのラーメンの先駆者となっています。
おすすめのまとめ
まとめ
フランクフルトには、それぞれに強い個性をもつラーメン店があり、日本と同様、店ごとに異なる魅力やこだわりがあります。ドイツ人は豚骨、味噌が好きでその層を狙ったラーメン潤がフランクフルトで最も有名でしたが、ここ2−3年の間はラーメンブームといっても過言ではなく、Sorihashiya、Nana´s Ramen、喜多方ラーメン坂内がオープンし、日本の食は寿司以外にもラーメンがあるとドイツ人の間でも言われるようになりました。どのお店にもそれぞれの美味しさがあり、特徴がありますが、これからラーメン店が増えてくるとなると、次はより本格的なラーメンが生き残っていくはずです。実際に前回食べたときの方が美味しかったと味のブレが見えるラーメン屋さんがありました。これからラーメンがどのようにしてドイツ、ヨーロッパへと広まっていくのか楽しみです!
今日の一杯は、明日の活力。あなたもぜひ、自分だけの“最強のラーメン”を見つけてみてください!
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